院外処方せん発行のご案内

当院は平成17年4月1日から、原則としてすべての外来患者さまを対象に、
院外処方せんを発行することになりました。
(一部例外もございます。)

院外処方せんの発行になりますと患者さまは、地域の保険薬局でおくすりをもらうことになります。 その時、自分に便利な保険薬局を「かかりつけ薬局」として決めておかれると、他の医療機関で処方された薬と、当院で処方された薬との重複や飲み合わせをチェックすることができ、薬の安全性がより一層確保されることと思います。 また、当院より患者さまが希望される保険薬局にファックスで処方せんを送り、前もって薬を準備しておくことにより、待ち時間を短縮することができます。

以上のことをご理解のうえ、ご協力をお願いいたします。

おくすりを受け取るまでの流れ


院外処方せんの有効期間について

院外処方せんの有効期間は、交付の日を含めて4日以内(日曜・祭日を含む)です。

4日を越えますと、院外処方せんは無効となります。 必ず有効期間内に保険薬局に院外処方せんをお持ちになり、おくすりをお受け取りください。

院外処方せん Q&A

以下に院外処方せんに関する、患者さまの一般的な疑問点を「Q&A」形式でまとめましたので、ご覧ください。

問1.
院外処方せんとは、どんなものですか? 医師が、治療に必要なおくすりの名前や量、使い方などを書いたものを、処方せんと言います。 院外処方せんは、病院の薬局ではなく、保険薬局に持って行き、おくすりをもらう処方せんの事です。
問2.
どこの保険薬局に持って行ってもよいのですか? 「処方せん受付」、「保険調剤」、「保険薬局」などの表示のある薬局であれば、どこでも結構です。 ご自宅や職場の近くなど、ご都合の良い場所に「かかりつけ薬局」を決めておかれてはいかがでしょうか? あらかじめ、「かかりつけ薬局」を決めて、相談されておけば、安心ですね。
問3.
「かかりつけ薬局」とは、どういうものですか? 「いろいろな病院・医院にかかると、それぞれ、おくすりをもらうことがありますね。 すると、同じおくすりが重なっていたり、飲み合わせの悪いおくすりがあったりします。 保険薬局を、1ヶ所に決めていると、おくすりの相談だけでなく、おくすりのチェックも行うので、便利で安心です。 このような薬局を「かかりつけ薬局」といいます。 また、おくすりの使用や説明方法を”薬歴”として記録してくれます。
問4.
支払いはどうなりますか? 病院では、診察料、検査料、処方せん料等の保険負担分をお支払いいただきます。 保険薬局では、薬代、調剤料、管理指導料の保険負担料をお支払いください。
問5.
病院でもらっているおくすりと同じおくすりが欲しいのですが? 病院でもらっているおくすりと同じおくすりがもらえますので、ご安心ください。
問6.
老人保険の場合の支払いはどうなりますか? 所得によって、支払いの割合は決まっています。(1割または2割) その月分の支払われた医療費を合わせて、ある一定の金額を超えると、市役所で超えた分が還付されます。
問7.
自宅近くに保険薬局がない時はどうしたらよいでしょうか? 保険薬局であれば、どこでもおくすりをもらうことができます。 自宅近くに保険薬局がなくても、病院の近くや家に帰る途中、職場の近くの保険薬局でもらわれてはいかかでしょうか?
問8.
一度、保険薬局でおくすりをもらえば、次からは病院に行かなくてもおくすりがもらえますか? おくすりをもらうには、医師が発行した処方せんが必要です。保険薬局だけでは薬はもらえません。
問9.
院外処方せんは、いつ保険薬局に持って行っても薬がもらえますか? 院外処方せんは、発行日も含めて4日以内なら有効です。(日曜・祭日を含みます) 4日を過ぎると、院外処方せんの再発行が必要となります。 再発行は患者さまの自己負担となりますので、お気を付けください。
問10.
自分の病気のことや、飲んでいる薬のことが、他人に漏れることはありませんか? 保険薬局の薬剤師は、患者さまからきいたことを他人に話すことは、法律で固く禁じられています。 患者さまのプライバシーは、必ず守られます。
問11.
院外処方せんを紛失したら、どうしたらよいですか? 院外処方せんの再発行の手続きが、必要となります。 この場合、自己負担となります。

なお、ご不明な点がございましたら、病院1階薬局カウンター前に、 「院外処方せん相談コーナー」を設置していますので、ご利用ください。